ラデク・バボラーク

ラデク・バボラーク（Radek Baborák, 1976年3月11日 - ）は、チェコのホルン奏者、指揮者。

パルドヴィツェ出身。８歳の時からカレル・クルシェネクにホルンを学び、12歳の時にはコンチェルティーノ・プラハ・コンクールに出場して優勝している。1989年から1994年までプラハ音楽院でベドルジヒ・ティルシャルに師事し、1992年のプラハの春国際音楽コンクールで優勝。1993年のジュネーヴ国際音楽コンクールのホルン部門で１位なしの２位入賞。同年のマルクノイキルヘン国際器楽コンクールやユネスコ国際放送コンクールでも優勝。1994年のミュンヘン国際音楽コンクールのホルン部門で優勝し、1997年にはアフラートゥス五重奏団のメンバーとしてミュンヘン国際音楽コンクールの室内楽部門でも優勝した。1994年からチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席ホルン奏者に無試験で登用され、1996年にミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ホルン奏者に転出。2000年からバンベルク交響楽団に移り、2002年からベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ホルン奏者に転じたが、2011年までに退職して独立した。1997年に来日し、1998年にはサイトウ・キネン・オーケストラに参加。2008年には水戸室内管弦楽団のヨーロッパ演奏旅行中に急病の小澤征爾の代役を務めて指揮者としての活動を始める。2018年から2021年まで山形交響楽団首席客演指揮者を務め、2021年から西ボヘミア交響楽団の首席指揮者の任に就いた。