カスリーン・パーロウ

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カスリーン・パーロウ（Kathleen Parlow, 1890年9月20日 - 1963年8月19日）は、カナダのヴァイオリン奏者。

カルガリー出身。４歳の時に母に連れられてサンフランシスコに行き、コンラッド・カワードからヴァイオリンの手ほどきを受ける。６歳の時には人前で演奏するようになり、14歳までイギリスからやってきたルイ・シュポアの弟子たるヘンリー・ホームズの薫陶を受ける。15歳の時にはホームズの伝手でイギリスでコンサートを開いて成功を収める。16歳の時にはサンクトペテルブルク音楽院に留学してレオポルト・アウアーのクラスで学び、同音楽院の院長であるアレクサンドル・グラズノフから、彼のヴァイオリン協奏曲のベルギーでの初演奏の独奏を任されている。1907年のベルリンでの演奏会を皮切りに演奏活動を始める。1912年から1925年までケンブリッジ近郊のメルドレスに住みつつ演奏活動を行い、1926年にアメリカに移住。1927年に神経衰弱に陥った後は、独奏者としての活動を制限し、室内楽と後進の指導に活動の軸足を移していった。1929年から1936年までミルズ大学、1935年から1941年までマサチューセッツ州ピッツフィールドの夏期講習のそれぞれでヴァイオリンを講じた。1941年にカナダに戻り、トロント音楽院で教鞭を執る。また、アーネスト・マクミランやザラ・ネルソヴァ等と組んで室内楽も演奏した。1952年から1962年までトロント大学音楽学部に所属。

オンタリオ州オークヴィルにて死去。